エギングとは、「エギ」と呼ばれる疑餌を使ったイカ釣りのこと。使う道具がシンプルで、かつ食べても美味しいイカが釣れるということで、幅広い層に人気があります。
僕もエギングが好きで、春や秋のエギングシーズンには、よく九州北部を中心にエギングを行っています。去年の秋くらいから、海釣り初心者の兄にタックルを貸しながら数回連れて行っていたのですが、そろそろ自分の道具が欲しいということで、そのためのタックルを選ぶことにしました。予算は3万円とのこと。この範囲の中で何を買うべきなのか考えてみたので、ここで紹介したいと思います。
目次
ロッドの選び方
エギングロッドは、他のロッドに比べて以下のような特徴があります。
- 長くて軽い
- ルアーを飛ばすパワーが必要
- イカをバラさないしなやかさが必要
僕のイメージでは、基本になるのは「86M」だと思います。
ロッドの長さ
86は長さを表しています。「86」は「8フィート6インチ」のことです。1フィートは30.48センチで、1インチは2.54センチです。「86」と記載されているロッドは、およそ2.59メートルになります。
長くなればなるほど、飛距離を出せます。しかし、必要以上に長いと運搬が大変だったり、足元を探りにくくなったりする場合もあるので、必要な好みに応じて選ぶ必要があります。
ロッドの硬さ
「M」は硬さを表していて、Mはミディアムという意味です。他にも「UL(ウルトラライト)」「L(ライト)」「ML(ミディアムライト)」「MH(ミディアムハード)」などがあります。硬さがないと、大きなエギをつけることができません。
後に説明しますが、一般的には3.5号と呼ばれるエギを使うのが基本になります。3.5号を使いたい場合は、ML以上のものを選ぶのがおすすめです。それより小さいルアーを使いたい場合は、もっと柔らかいロッドも選択肢に入るでしょう。
最終的に選んだロッド
最終的に今回購入したのは、DAIWA「エメラルダス X 83M」です。
DAIWAは老舗の釣り具メーカーで、幅広い商品展開を行っています。その中のエメラルダスは、エギングに特化したブランドです。
「X」シリーズは初心者向けでコスパの良いシリーズで、値段の割にはしっかりとした作りをしています。
硬さは基本の「M」としつつ、兄は取り回しの良いものを希望していたので、長さは「83」としました。
リールの選び方
エギングに使われるリールは主にスピニングリールになります。
リールを選ぶ時の大事なポイント配下の通り。
- リールの巻き心地
- リールの軽さ(ロッドとバランスの取れるもの)
- 魚種に合わせたリールのサイズ
リールは、軽さや巻き心地に特化しているものを選ぶとストレスがなくて良いと思います。欲を言えば、高いものを買うのが一番です。しかし、安くてもいいリールはたくさんあります。
リールのサイズ
エギングで使われるリールの主なサイズは2500番です。
エギングに使われるサイズは主に3種類。2000番、2500番、3000番になります。こちらもロッド同じくサイズによってメリット、デメリットはあります。2.5号のエギを使用する場合、2000番はリール自体が小さいので操作性が良く、手が疲れにくいメリットがあります。これが3000番になると、操作性が悪く思うように動かせてないことが多々あります。
ギア比
リールにはギア比というものがあり、これによってハンドルを一回転した時の糸の巻取り量が変わってきます。
メーカーにもよりますが、一般的にはノーマルギかハイギアの2種類。表記としては、何も記載されていないのがノーマルギア、Hと記載されているのがハイギアとなります。糸巻き量が変わってくると、エギの動く振り幅に違いが出ます。
ハイギアの方が巻き取り量が多く、その分エギが大きく動きます。ただ、微量の動きを出したい時に扱いづらくなってきます。強弱をうまくつけたいなら、ノーマルギアがおすすめ。手返しよく釣りをしていきたい場合、糸を早く回収できるのでハイギアがおすすめです。
最終的に選んだリール
さまざま検討した結果、今回はDAIWA「エメラルダス LT2500S-DH」を選びました。
使用者の兄はまだエギング初心者ということもあり、番手は王道の2500番。エギを動かすイメージなどをつけてほしいので、ギアはノーマルギアにしました。
エメラルダスの「LT」シリーズは巻き心地も違和感なく重くもなく、手の届きやすい値段です。
「S」は「シャロースプール」という意味。これは糸を巻く部分の深さを表しており、エギングの場合はシャロースプールがおすすめです。エギングに使うラインはそれほど太くないので、溝が深いものを選んでしまうと、キャストする時に糸が絡まりやすくなってしまいます。
「DH」は「ダブルハンドル」のこと。エギングのハンドルには2種類あり、持ち手が1つのシングルハンドルと、2つのダブルハンドルがあります。こちらに関しては、デザイン性やその人の好みで変わってくるので、どちらでもいいと思います(カスタムで変更もできます)。
エギの選び方
エギは、イカが捕食するエビやアジに見立てた擬餌で、2.5号、3号、3.5号などのサイズがあります。
基本になるサイズは3.5号です。迷う場合は、とりあえず3.5号を買っておけば間違いないでしょう。慣れてきたら、その時の状況やベイトにあわせて、エギの大きさや色を変えてみてください。
エギにはたくさんの種類がありますが、最初はどれを選んでも良いと思います。迷う場合は、見た目の好みなどで選びましょう。ただ、エギングは根がかりが多く、引っ掛けて無くしてしまう場合も多いので、最初のうちは安いエギを使って練習するのが無難です。
1つだけ気をつけるべき点があるとするならば、「シャロー」と「ディープ」と書かれているエギについてです。これらは、エギが沈んでいく速度が違います。「シャロー」は沈む速度が遅いのが特徴。そのため、浅いところで使用する場合は根がかりが少なくておすすめですが、通常の場所で使う場合は、沈む速度が遅いので待ちの時間が長くなります。逆に「ディープ」は沈んでく速度が速いです。釣り場の特性などに合わせて選ぶと良いですが、最初に購入するエギとしては、「シャロー」や「ディープ」の表記がないものを選ぶのが良いでしょう。
最終的に選んだエギ
最終的に選んだエギは「DUEL EZ-Q CAST PLUS」と「RATTLE FIRE」です。これは兄に自分で選んでもらいました。主に見た目のかっこよさで選んだそうです。
ラインの選び方
ラインはイカと釣り人を繋ぐ大事な道具です。「釣り糸」という言い方もしますね。エギングでは、一般的に「PEライン」と呼ばれるものを使用します。PEラインは、他のラインに比べて感度が高く、飛距離が上がるのが特徴です。エギングは遠投することが多く、アタリも繊細なので、PEラインがおすすめです。
ラインの太さ
太さは0.8号が初心者の方には無難だと思います。僕は0.6号を使用するのですが、メリットとしては、感度・操作性が上がります。デメリットとしては、ラインが潮や風に流されやすい傾向にあります。感度や操作性を上げたい場合は細いものを使い、潮や風が強い場所であれば太めのものを使うのが良いでしょう。
また、キャスト時の安心感はラインが太い方が強いです。リールのサイズやスプールの深さにもよりますが、基本的には200mを巻いておけば安心です。150mでも大丈夫でしょう。
4本編み、8本編み
ラインには4本編み、8本編みがあります。8本編みの方が強度があり、飛距離も出ますが、価格が高い傾向にあります。初心者の方の場合は、4本編みでも十分でしょう。
最終的に選んだライン
今回はDAIWA「PE DURASENSOR +Si2 0.6号(4本編み)」の200mを選びました。ロッドやリールがDAIWAだったのでメーカーを揃えてみましたが、どこのメーカーのものを選んでも大きな差はないと思います。好きなものを選びましょう。
リーダーの選び方
エギングにはPEラインを使用すると言いましたが、PEラインは摩擦に弱く、岩などに擦れて切れる恐れがあります。そのため、エギング用のフロロラインのリーダーを買い、結んで使用してください。
リーダーの太さ
リーダーは太ければ太いほど、強度が高くなり、擦れなどにも強くなります。そのため、大きいイカを狙う場合などは、太めのものを選ぶのが良いでしょう。しかし太ければ太いほどイカから視認されやすくなり、釣れにくくなることもあるので、必要以上に太くない方が良いです。
一番無難なサイズは1.75号だと思います。ラインに比べると取り替える機会が多いので、複数購入して、場所にあったリーダーを探してみるのも良いかもしれません。
最終的に選んだリーダー
今回購入したリーダーは、DAIWA「エメラルダスリーダー 1.75号」です。ラインと同じくDAIWAで揃えてみましたが、これもメーカーは好みのもので良いと思います。
スナップの選び方
リーダーとエギをつなぐ「スナップ」という部品があります。もし無くても、リーダーとエギを直接結ぶことで釣りを行うことは可能です。ただ、スナップがあると、ワンタッチでエギを交換することができます。ゆくゆくはたくさんのエギを使ってイカの反応を見ながら釣りをすることになると思うので、最初のうちから購入しておくのが良いでしょう。
スナップの種類
スナップには、「ルアースナップ型」と「スイベル型」があります。違いとしては、スイベル型の方や、ラインのねじれなどを解消するための機構が備わっています。スイベル型の方が何かと便利ですが、価格を見ながら好きなものを購入するのが良いと思います。
スナップのサイズ
スナップのサイズは、「S」や「M」などがありますが、一般的にはMを選ぶと良いと思います。これはエギの大きさによって変わるのですが、3.5号のエギを使うのであれば、Mで大丈夫です。
最終的に選んだスナップ
最終的に選んだのはDAIWAの「EG-snap Sサイズ」です。正直なところ、スナップは他のアイテムに比べれば重要度が低いです。そのため、好きなものを選ぶと良いと思います。
まとめ
今回は総計2万5千円ほどとなりました。ロッドやリールは長く使うものなので、予算の範囲内でなるべく良いものを選ぶのがおすすめです。それ以外のアイテムは消耗品なので、コスパ重視で揃えても良いでしょう。
釣具店でリールとラインを購入した場合、サービスでラインを巻いてもらえるところがほとんどです。店員さんにラインを巻いてもらえないかを確認してみましょう。自分で家で巻くのは結構大変なので……。
これからエギングを始める方の参考になれば幸いです。






